中学受験の季節に思うこと ~教室でお伝えしている3つのこと~
- 2023/02/28 更新
2月は中学受験の季節
先日、以前の生徒さんが「中学受験が終わりました」ということでお母様と教室を訪ねてくださいました。私は教室を思い出してくれたことに唯々嬉しい思いで一杯でした。
生徒さんの中でも教室は続けながら受験勉強をされる方、受験期間は休会されて戻られる方、お辞めになる方と様々ですが、Crefus田園調布校の周辺は場所柄中学受験を志望される方がかなり多いと実感しており、それが地域の特徴だと捉えています。
応用力が問われる考査内容
受験生が増えれば、考査内容も当然難しくなってきます。広く知識を問うものや、深く考え方を問うもの等、一問一答ではない各校様々な工夫を凝らした問題が出題されています。
また、知識だけでその子の人となりを判断するのは困難ですので、これまでの経験や見て感じたことをまとめるなど、ユニークな出題も多くなってきています。
いかに自分が学んできたことを展開し、証明できるのかを問われるのです。
教室で伝えている3つのこと
私どもの教室で直接受験勉強をお教えすることはありませんが、少しでも現在の受験に対応できるように私が伝えていることが3つあります。
- 「自分が経験したことは説明できるように」
人に説明できるようになると、知識が定着し、関連する事柄も調べるようになります。わかりやすく説明するために表現の工夫も必要です。
ロボットの機能やプログラムの説明だけでなく、どんな学習にも使える方法ですので、小さいころから繰り返しお話ししています。
- 「相場観を身に着けるように」
例えば両手を広げた長さが自分の身長と同じくらいということはお教えしますので、メジャーなしで1mはどれくらいなのかを予測できたり、直径5.6cmのタイヤ一周(5.6×3.14の答え)は18cmくらいで、計算間違いをしたらすぐわかる、など、だいたいの答えを瞬時に想像して自分の出した答えの根拠にできるよう伝えています。
- 「知識は樹のように」
1つを学んだら、関連する項目も同時にお話しするようにしています。
災害救助ロボットであれば、地震とプレートの話、その上に乗る大陸と海の名前、赤道の話、英語で赤道は何というか、など、ロボットやプログラミングの話から理科、社会、英語など樹の幹が枝葉になりどんどん広がっていくように、知識を広げる方法をお教えしています。
ロボット教室で楽しみながら、お子様方が大人になっても役立つ学習方法を習得する助けができればと思っています。