ロボット教室ふじみ野校に通っている生徒さんがさかなロボットを作ってくれました!
- 2019/10/31 更新
ロボット教室ふじみ野校に通っている生徒さんがさかなロボットを作ってくれました!今回の授業ではさかなと人間のちがい、さかなのおよぎ方を学びながら、本物のさかなのうごきを再現するロボットを作りました!
人間とさかなのちがい
人間とさかなの決定的なちがいは、呼吸(こきゅう)のしかたがまず挙げられます。知っている人も多いと思いますが、人間には「肺(はい)」という器官があり、これをつかって呼吸をします。一方でさかなは「えら」とよばれる器官で呼吸をします
また、水の中をうごきまわるために、足ではなくひれというものをつかって泳ぎます。今回つくったさかなロボットでは、ひれの動きを再現するために新しいギアをつかって工夫をしました。それがべベルギアというものです。
べベルギア、もしくは傘歯車(かさはぐるま)とよばれるこのギアは、よくあるギアとちがってとくべつな機能(きのう)をもっています。このべベルギアをよく見てみると、ななめに歯がついているのがおわかりでしょうか?このななめについた歯車で、回転(かいてん)の向きをかえることができます。そうすることで、さかなロボットのひれが左右にうごくようなしくみをつくりだしています。
ではこのギア、ふだんの私たちのまわりではどこにつかわれているのでしょうか。大きなものだと自動車がその代表例です。
自動車には「ディファレンシャルギア」とよばれるすこし複雑(ふくざつ)なしくみのギアがついており、このディファレンシャルギアをうごかすパーツの1つとして、べベルギアが使われています。
ディファレンシャルギアがないと、とくに大きな自動車であるトラックなどは、日本のせまい道のまがり角をまわり切れず、最悪(さいあく)のばあいには交通事故(こうつうじこ)を起こしてしまうこともあるため、だいじな部品になります。
その部品をしっかりとうごかすためにも、べベルギアはかつやくしているのです。
今回の授業では、さかなロボットをつかって、ふだんは目にすることがほとんどないギアのお勉強をしました。
ロボットづくりのヒントは、さまざまなどうぶつのしくみに隠されていますし、それを利用したものは世の中にたくさんあります。
もっともっとロボットが作りたい!と思ったら、もっと身近なものをかんさつしてみると、発見があるかもしれませんね!
ふじみ野のロボット教室では、生徒さん1人1人の個性を伸ばし、自主性や思いやり、あいさつといった学力よりも大事なことをロボットを通じて楽しみながら学ぶことができます。 ご興味がある方は、ぜひ下のボタンからお気軽に体験授業や見学を!