ロボット教室ふじみ野校に通う生徒さんがトレジャーハントロボットを作りました!
- 2019/11/30 更新
ロボット教室ふじみ野校の生徒さんがトレジャーハント型ロボットを作りました!
トレジャーハントロボットはその名の通り、お宝をゲットするミッションのためのロボットですが、今回は赤外線発光ボールとよばれる特殊なボールをつかってトレジャーハントを行います。
ロボットがお宝をゲットするためには、まず入り組んだ迷路を進んでいかなければなりません。このとき、ロボットは「ロボット自身で考えて行動」しなくてはならないため、さまざまなセンサーをつかって迷路を抜けなければなりません。
もちろんロボットにはわれわれヒトのように目はついていません。しかし、人間の目より高性能な目の代わりになるものを持っています。それがセンサーです。
しかし、いくら高性能なセンサーがついていても、それら単体では使いこなすことができません。そのとき重要になってくるのが、ふだんの授業で一生懸命に学んでいるプログラミングです。
また、トレジャーハントロボットのもう一つの大きな特徴に「マニピュレータ」とよばれるものがあります。
なかなか聞きなれない言葉ですが、マニピュレータというのはロボットの「手」に近い存在です。マニュピレータは潜水艦などが深海を調査するときや、災害救助ロボットががれきなどを撤去するためなど、役割に応じて使い分けられています。
もちろん、状況を想定した設計をしないとマニュピレータは単なる飾りになってしまうため、それ相応の設計をします。
がれきを撤去するロボットのマニュピレータは、つよい力を出せるものがいいか、それとも細長くせまい箇所でも届くものがいいのか。
普通ならつよい力が出せるマニピュレータがいいですが、もしもそれがせまい室内やパイプの中で作業するとしたら?など、ロボットの設計以前に、現場の状況をしっかりと確認しなければ役に立つロボットを作ることができません。
今回はそのような課題をみつけながら、トレジャーハントロボットを設計しました。
また、赤外線発光ボールがどの位置にあるのかを判断するために、IRシ―カ―とよばれるものをロボットに取りつけました。これにより、赤外線発光ボールから出ている赤外線がどの方向にあるのかを感知して、ロボットがトレジャーであるボールを見つけることができるようになっています。
いかがでしたでしょうか。トレジャーハントロボットは後期の課題の中でももっとも難しい課題の1つであり、いままでの基礎が試されるロボットになっています。
トレジャーハントロボットがミッションをこなすために乗り越えなくてはならない課題はまだまだたくさんありますが、生徒さんはみな真剣にがんばっています。
ぜひご家庭でもお話をきいてあげてください。