ロボット教室ふじみ野校で地震はっせいそうちをつかって実験を行いました!
- 2020/01/31 更新
日本はひじょうに災害の多い国として有名です。長い日本の歴史の中では、かならずといっていいほど、災害など言い伝えが石碑(せきひ)や絵巻(えまき)として、そのおそろしさが伝えられてきました。
地震がおきたとき、しっかりとしたつくりのおうちやビルにいないと、ぺしゃんこにつぶれてしまいます。考えただけでもこわいですね。
そのため、日本では法律(ほうりつ)などによって、ある程度おおきな地震がおきても丈夫なように定められています。
特に、みなさんがかよっている小学校などでは、ふつうの家よりも頑丈(がんじょう)につくられています。
地震をどうやって再現(さいげん)する?
今回の授業では、地震をはっせいさせる「地震はっせいそうち」をつくりました。
地震はっせいそうちでは、じょじょに震度(しんど:ゆれの大きさ)を上げるために、繰りかえしの動作をおこなう「ループ」のプログラムに、数をカウントアップするプログラムをいれました。
また、地震をおこすために、かっしゃと輪ゴムをつかってモーターのちからをつたえます。そして、キーパーロボットでも学んだ「クランク機構(きこう)」を利用してモーターが回転するちからを、前後(ぜんご)に揺さぶるちからに変えました。こうすることで、地震を再現(さいげん)しています。
地震につよいのはどんなおうち?
地震はっせいそうちが完成したら、いよいよ「おうち」をつくって実験です。1階建てのおうち、2階建てのおうち、2階建てで1階のぶぶんが広いおうちの3種類をつかって実験しました。
はじめののじっけんでは、足元の広さがおなじで高さがちがう建物でくらべました
1階建てのおうちと2階建てのおうちを比べると、2階建てのおうちのほうが重心(じゅうしん)が地面よりもたかいので、ちょっとした揺れでもすぐに倒れてしまいました。
では、高さがおなじで足元の広さがちがうものではどうでしょう?
これは足元の広さが広いほうが、しっかりとバランスをとることができ、つよいゆれに耐(た)えることができました。
じっさいに生徒のみなさんにも試してもらいましたが、気を付けの姿勢で立ったときと、足を広げて立ったときに押されると、どちらのほうが耐えられるかといったことを体感的に学ぶことができました。
では、高さが低くて足元がせまい建物と、高さが高くて足元がひろい建物ではどうでしょう?
こちらでは、ほとんどどっちも同じようなものという結果でしたが、高さが低くて足元がひろい建物だと、よりバランスがとりやすいと考えた生徒さんもいました。
これから春にかけての授業では、どんどん災害のことについておべんきょうをして、災害のときに役に立つロボットをつくってもらうということもしていきます。
災害はわたしたちが生きていくなかで、どこかで必ずあうものです。しっかりとおべんきょうして、自分の身をまもれるいしきがつくといいですね!
では、これからも楽しんでロボットやプログラミングをしていきましょう!