小学生向けのプログラミング番組を見て思ったこととプログラミングの独学について現役講師が思うこと

  • 2020/03/03 更新

小学生向けのプログラミング番組を見て思ったこととプログラミングの独学について現役講師が思うこと

たまたまテレビを見ていたら小学生向けのプログラミング教育番組を見つけ、非常に驚きました。率直な感想を言ってしまうと「えっ!?もうこんなところまで来てるの!?」と、思わずテレビを見ながらつぶやいてしまいました。

 

しばらく番組を見た

そのまま番組を見ていましたが、ふだん小学生にプログラミングを教えている身として感じたことは「意外とむずかしい言葉が多いかな・・・」と思いました。

たとえば分数の話が出てきたときには、学年によってはまだ学校で習っていないという生徒さんたちのことを思い出し、果たしてこれを見ながら理解できる子はどのくらいいるのだろう?と、多少の疑問も持ってしまいました。

なので、実際に番組を見ながら理解できる子は、早い子で小学校高学年、ふつうでは中学生になってから少しずつ学んでいける素地がついている子なのかなと思いました。

 

 

独学の難しさ

映像やテキストを一人でこなすことで、一通りの知識、たとえば専門用語や語句のイミなどを覚えることは比較的簡単ですが、そこから先の応用力というものを養うためには疑問を持つことと、何度も失敗して試行錯誤やテストをするということが必須になるということが重要ではないかと私は考えています。

そして、その過程のなかで想像力・創造力・課題発見力をつけていくことが、本来の学びの本質ではないかということも普段より考えています。

 

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先ほどの話をわかりやすく図に表すとこのようになります。独学だけだとどうしても第2段階でつまづき、モチベーションを落とし、プログラミングや創作そのものへの興味・関心を失ってしまうことが多々あります。

そのときに周りに「わからない!」を聞ける人がいたら?別の考え方を提案されて意見をぶつけ合うことができたら?自分が失敗を改善するために行った変更点がどうなるか予測するなど、検証のプロセスを学ぶことができたら?

これらの話は挙げてしまうとキリがありませんが、独学だと解決しにくい問題ばかりではないでしょうか。

 

 

 

ゼロからの天才はいない

クリエイティブな分野の方々を見る機会が昨今増えていますが、どの分野にも天才と呼ばれる方たちがいます。

私自身がそういった才能あふれる方々と縁遠いので、天才という存在にあまりピンときませんが、世間で言われる天才は初めから天才ではなかったのではないかということは考えます。

将棋の羽生さん、野球のイチロー選手がなぜ大舞台で活躍できるのかというと、

①失敗経験の蓄積がほかの人たちよりも段違いだったこと

②それが若いうちから積み上げられたものであったこと

③若いうちにそれらを消化するサイクルをつくり、チャンスを掴み続けてきたこと

に集約されるのではないかと思いました。

 

 

子どもは良くも悪くもほとんどのことに関しての経験が全くないので、発想が柔軟です。そのため大人が思いつかなかったような考え方をし、大人側が納得させられることが多々あります。一見天才に見えてしまいますが天才ではありません。

なので、そういった発想が柔軟なうちに、たくさんの“取り返しのつく”失敗を、ロボット教室ふじみ野校でどんどんして欲しいと、講師である私自身は考えております。

 

 

とにかく挑戦してみよう!

先ほども言ったように、経験がないことは素晴らしいことです。仮にプログラミングそのものに興味が持てなかったとしても、そこで培った経験はその後も別の分野で大きく役に立つことが多々あります。

もちろん、それが10年後に役に立つのか半年後に役に立つのか、どの分野に自分が活かしていけるかはわかりませんが、経験上、本気でモノゴトに取り組んで本気で失敗することでその後につながるということが多かったので、生徒さんたちの中から1人でも多くそういった生徒さんが生まれてくるお手伝いをすることが、ロボット教室ふじみ野校が成すべき教育のあり方ではないかと考えております。

 

 

ロボットで一緒に遊ぼう!

カタい話が続いてしまいましたが、まずは自由に遊んでみませんか?ふじみ野のロボット教室では、生徒さん1人1人の個性を伸ばし、自分で考える力や、独創性を養うため、ロボットやブロックをつかいながらプログラミングを学んでいく授業を行っています。

実際の体験では、ロボットを自由に動かしてみることもできます。

教室の見学や体験授業は随時受け付けておりますので、ご興味がある方は、ぜひ下のボタンからお気軽に体験授業や見学をお申し込みください。

 

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