ロボットで身近な家電製品を再現!ロボット教室ふじみ野校でせんぷうきをつくりました!
- 2019/08/29 更新
今回はロボット教室ふじみの校でロボットせんぷうきを作りました!
ロボットせんぷうきはモーターの回転をプログラミングで制御をして、ギアをつかってモーターの力をせんぷうきに伝えるロボットになります。
せんぷうきを横から見てみると、このように大きさの違うギアがついています。
モーターと軸を通じてつながれているのが大きいギアで、せんぷうきの羽の部分につながっているのが小さいギアになります。
この大きいギアを回すはやさを変えることで、せんぷうきがはやく回ったり、ゆっくり回ったりします。もしも本物の扇風機のように風の強弱をつけたければ、センサーを使って、人を感知したら風を強く、いないときには風を弱くすることもできますね。
すこしギアのおはなしをすると、ギアは性質上、大きいギアで小さいギアを回すと、小さいギアがはやく回転するという性質があります。
これにはギアの歯の数が関係しています。
ギアは歯が1枚進むと、隣り合っているギアも歯が1枚進みます。では、40枚の歯のついたギアが8枚の歯が付いたギアを回すとどうなるでしょう。
小さいギアの歯が8枚すすんだとき、同じように40枚の歯のついたギアも、40枚の歯のうち8枚の歯だけ進みます。このとき、小さいギアは1周していますが、大きいギアはまだ1周していません。もし40枚の歯をすべて噛みあわせて、大きいギアを1周させるには、小さいギアを5回転させなければなりません。
逆に「大きいギアが1周したときには、小さいギアはすでに5周している」と言い換えることもできます。
今回つくった作品のロボットせんぷうきでは、羽につながっている小さいギアの歯の数が8枚で、モーターにつながっている歯の数が24枚なので、モーターで大きいギアを1回転させれば、小さいギアは3回転することになるので、小さいパワーでもギアの組み合わせだけで、より大きなパワーを生み出すことができるということを学びました。
これから省エネルギーがさらに重要になっていくため、こういった認識は持っておいてもいいかもしれません。学校でエネルギー問題を取り扱ってみても、こういった具体的な解決策を手をつかって学ぶ機会はあまりありませんからね。
ギアは実際にロボットを設計するときにもたくさん必要になるため、少しずつ学んでいきましょう。もちろん、何度も間違えて何度も失敗しながらでも大丈夫!1つ1つコツコツと楽しく学んでいきましょう!
ふじみ野のロボット教室では、生徒さん1人1人の個性を伸ばし、自主性や思いやり、あいさつといった学力よりも大事なことをロボットを通じて楽しみながら学ぶことができます。 ご興味がある方は、ぜひ下のボタンからお気軽に体験授業や見学を!