つよいサッカー選手をつくろう!ロボット教室ふじみ野校でキッカーロボットを作りました!
- 2019/08/31 更新
ロボット教室ふじみ野校に通っている生徒さんがキッカーロボットのキッカー部分を作ってくれました!
キッカーロボットはモーターの回転をプログラミングで制御して、ボールを遠くまでとばすロボットになります。
ボールを遠くまでとばすには、どういった制御が必要でしょうか?今回はそのことについて考えてみました。
人型ロボットを作るときに重要なことは、人間とロボット、どちらがどう違うか、もしくはどういった点が同じかということから考えてあげると、人型ロボットを作るときのヒントになります。
今回のキッカーロボットであれば、人間が足を使ってボールを蹴るには、どんな動きをしてあげればいいかということ、もう一つは、人間の足とロボットの足はどう違うかということを考えてあげる必要がありました。
人間の足は上から股関節、膝、足首、足の指といったような、たくさんの関節でできています。それに対して今回のロボットは、膝や足首などの関節がなく、股関節部分のみを回転させる動きしかできません。そのため、ロボットがボールを蹴るときには、足そのものを回転させるだけの動きしかできません。
では、その制限された動きで、どうやってボールを飛ばすかを考えます。ふつうに蹴るだけでもボールを蹴ることはできますが、より遠くまで飛ばすにはどうすればいいか、もうお気づきの方も多いでしょう。単純にモーターの回転を強くすればボールを遠くまで蹴ることができます。
人間の足とちがって関節がないということがありましたが、強くボールを蹴ればボールが遠くまで飛ぶという原理については、人間もロボットもおなじです。しかし、ただ力を強くしてボールを蹴るだけでは、どうしても限界が出てきてしまいます。ここで今度は重要になってくるのが重さです。
身の回りにあるものをつかってイメージしてもらうとカンタンに理解できます。おなじスピードであなたの顔にむかってピンポン玉とボウリングの球が飛んできたら、どちらのほうが痛いですか?考えるまでもありません。ボウリング球のほうが痛いですよね(痛いじゃ済まない話ですが…)。
このように、「重さ」というものは、ほかのものに及ぼす力や破壊力というものに大きな影響を与える要素であるということがわかります。モーターのパワーだけでなく、大きい力をつかいたければ、ロボットの足を重くするといった工夫をすることもできます。
次回もサッカーロボットの改良につづきます!重さ以外にもキックの力をつよくする方法があるので、そちらも遊びながら学んでいきましょう!
ふじみ野のロボット教室では、生徒さん1人1人の個性を伸ばし、自主性や思いやり、あいさつといった学力よりも大事なことをロボットを通じて楽しみながら学ぶことができます。 ご興味がある方は、ぜひ下のボタンからお気軽に体験授業や見学を!